「アメリカンスナイパー」メモ

見てきたのでメモ。時間もないので特に構成考えない

考えさせる内容、とは言いつつ、方向性はアメリカ的といえば、そんな気はする。日本人が下敷きにするにはもう一味別の作品を見たい感じはした。戦争するしないのコンテクストで持ち出すにはちょっと個別の人の個別の行動にフォーカスしすぎてるというのが自分の意見。

「大統領の執事」のような、特定個人の生き様を描いてそこで終わる作品。所々に考えたくなるトピックは入るが、特に考察を促す強度があるわけではない。気高い主張を高邁に押し付けたいという意図があるわけでもない気がする。ただ、上に書いたとおりアメリカの「愛国」(ぱとりおちずむ)に基づく発想が主人公にあるのは前提といえばそう。冒頭のカウボーイの下りが別に途中に繋がりがあるわけではない。哲学的というにはボスがいて倒していてそこに葛藤はない気がする。

最初のターゲットが子どもで、☓☓なシーンはそれなりに血がパーンみたいな感じなのでR15あたりがはいるのは納得。スコープの中が丸々1st person STGの狙撃手で、ただ撃った時の重量感が何故か映像では出てきている。確かにゲームとオーバーラップするのだが、ゲームだと軽いなぁ命、なんて思った。

戦争もの、特に911以降の中東に絡むあれこれが好きなら見て損はないしアメリカ最高のスナイパーの個人史とか気になるならさらに見るべきだと思うが、アクション的なものもドラマ的なものもそこそこに中途半端な気はしている。割にざっくり人死にの現実は出してくるので、あまり勧めるものかなぁ、なんていう中途半端な感じの視聴後の印象。もちろん印象は後日だんだん変わるかもしれない。

追記: 上のメモを書いた後くらいに軍事ブロガー氏
http://dragoner-jp.blogspot.jp/2015/03/blog-post.html

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