氷菓

基本的にはアニメ。今ノベル読んでるんだけど、多分アニメ化されてる巻はアニメで良い。

ドラクエ10でレベル上げしてたりするときに見てた。というわけで案外表現を全部確認してない。最初数話に出た「私、気になります!」の過剰演出 (なんだそのツタは) とかは把握した。

○ まず知ってる人向け感想

基本的に原作がラノベではないというのが作中からひしひし感じられ、確認したらやはりラノベではなかった。なんで気づいたかというと、推理部分があまりに出来が良かったから、というのと、ラノベってのはどちらかというとキャラ推しで入るはずなのに、キャラの魅力は京アニの絵でようやくついた、という感じだったということ。ヒロインのえるとか、ぶっちゃけウザいだろー、とか思ったら、原作は背の高い女学生が「気になります」と言っている状態になっている。つまり、昭和の清楚な娘かと思ったら押しが強すぎのウザいやつだったでござる、というのが、むしろ小説のみの印象なんじゃないかと思う。

言い方変えると、京アニすげぇ

別にそれは問題なく、むしろ「推理が結構すげぇ」というのは非常にプラスポイントだと思う。ああ、ただ、これ、CDドラマで良かったという言い方もできるね。

# こういうときに個人的に「気になる」問題として、そもそも原作小説に手が伸びる条件はあのキャラだったわけで、だからアニメ化の意味はあるのだけど、でもアニメっぽくないねあれ、という一種のジレンマ。『東方粉飾劇』 (東方キャラで粉飾決済の解説をするという同人誌) も、「なぜ東方キャラだしw」と思いつつ、きっかけはキャラなんだ。

ちなみにえるよりは好みは摩耶花の方だと思った。正直えるに興味が沸かなかった。気になりません。

摩耶花は毒舌などいろいろ設定があるみたいなんだけど、私の印象は「ああ、どこまでも幸薄い人だなぁ……」という印象で、とくにクドリャフカの順番編のおたまに関する愚痴の時点で萌えた。どこまでも成功率低い。里志にはスルーされる。なんという逸材だろうね! (21話のあと結局どうなったのかを実は把握してない。聞き逃した)

○ 見てない人向けの話

5話まで見て判断するのが良い。原作の『氷菓』がここで終わる。1話でダメそうならそれでも良い。非常に会話ベースなので、動きはない。

ミステリ・推理ものなのだけど、見ている方の想像がスプラッター気味になるのに対して掲示される答えがいつも非常に穏やかな、それでいて説得力に満ちたものになるのが面白い。「ここで殺人くるか?」と思うと、割と裏切られる (19話が少しきな臭い……ところで以下略)

個人的には「愚者のエンドロール」がかなり良いと思った (オマージュ元は知らない)。原作でどう表現されているかわからないけど、アニメとも相性がたいへん良い。11話まででここまで終わる。

一番挑戦的なのは校内アナウンスから一部始終をすべて推理する19話だと思った。さすがにやりすぎ。

萌えアニメとしてはウザさが先行するのでどうしても控えめ。最近の肌色っぽいアニメが嫌な人ならむしろおすすめできる。原作が普通のミステリー小説というのがいろいろ影響している。

○ 本当にどうでもよいこと

それと便座カバー

解説: 男の主人公二人の声優の組み合わせがCLANNADの凸凹二人のそれと同一。キャラの印象がまるで違っており、あまりの違和感から私はその件が本当に夢にまで出た。ともやくん、わたしきになりますっ (アホ毛巨大化) みたいなネタやってほしい


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